介護の仕事を長く続けることができる人の特徴は3つあります。
1つ目は、コミュニケーション能力が高い人です。介護は、利用者や家族、スタッフ間など、対人関係の構築が重要視される仕事です。コミュニケーション能力の高い人は、常に周囲の空気を読み最適なポジションでいることができます。そのため、対人関係でトラブルを起こしにくく、周囲からも頼りにされる傾向があります。2つ目は、自分のマインドコントロールが上手な人です。介護の仕事はとてもやりがいがありますが、その分大変な思いもします。そんなときに心を乱してしまうと、モチベーションが下がり長く介護の仕事を続けられなくなってしまいます。長期的に介護業界で活躍できる方は、自身のマインドコントロールがうまく、常に冷静に物事を判断する力に優れている傾向があります。たとえ失敗したとしても、長くその気持ちを引きずらないなどのポジティブな姿勢が長続きのコツです。
そして3つ目は、体力に自身のある方です。
介護の仕事は想像以上に重労働です。そのため、体力に自身がないと、長期的に介護の仕事を行うのはとても難しいと言えるでしょう。反対に、体力に自身のある方は、たとえ疲れたとしても回復が早いため、そこまで肉体的に負担を感じることがありません。休日の時間の使い方が上手な人も、精神的にも肉体的にもきちんとリフレッシュして職場に戻ってくるため、長期的に仕事を続けることができるのです。近年ではその体力的負担を軽減するために、ICTや介護ロボットを積極的に活用する施設が増えてきました。体力面をカバーするには、このような施設で活躍するのも一つの方法です。